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低濃度PCB廃棄物の処分期間は
2027年3月31日まで!
まだ先の話と思っている方や、届出を済ませただけで安心している方は要注意です。
工場によっては先々まで予定が埋まっていて、処理できるのは1年後…なんてことも。
専門業者に処理してもらうまでは法定の保管義務もあるので、早いうちから業者探しを始めておきましょう。
ここでは、環境省の大臣認定を受けている施設の中でもトップクラスの処理能力を誇る3施設をおすすめとしてピックアップしました。
相談先としてぜひ検討してみてください。
おすすめの理由
関東・近畿・中国・四国・九州
おすすめの理由
北海道・東北・関東・中部・近畿
おすすめの理由
中部
【選定条件】
環境大臣認定の処理施設のうち、下記を満たす3つの事業者(処理施設)をおすすめとして選定。
・環境省が指定するすべてのPCB廃棄物処理に対応している
・大量の汚染物を処理できるキャパシティを持つと認定されている
・処理だけでなく収集・運搬もあわせて依頼できる
参照元:環境省の「廃棄物処理法に基づく無害化処理認定施設」(令和5年11月29日現在)
https://www.env.go.jp/recycle/poly/facilities.html
※「主な対応エリア」…PCB汚染物の収集運搬に関しては、無害化処理認定制度により3社とも全国対応可能とされているが、実質的な対応エリアとして各社の産業廃棄物(特別管理産業廃棄物)収集運搬業許可を取得している都道府県を参考に記載。
参照元
オオノ開發(愛媛県):https://www.oono-as.jp/company/registration.htmlクレハ環境(福島県):https://www.kurekan.co.jp/waste-recycling/permit.php富山環境整備(富山県):https://www.tks-co.jp/services/waste/collect/
自社内にPCB分析部門を持つオオノ開發。
要望があればスタッフを全国に派遣して、絶縁油などの試料を採取。紙くず・木くず・金属くずなど幅広く対応できます。
PCB含有量の測定方法は複数用意されており、目的に適した方法で、迅速・正確な分析を可能としています。
分析だけでなく最終処分の提案も自社でワンストップに対応できるため、依頼企業の負担軽減を実現できます。
低濃度PCBを迅速に処理するためにオオノ開發は、廃棄物の保管スペースとして2,000m²(1,000m²×2)の施設を保有しています。
建屋の中まで運搬車両が侵入でき、天井クレーンやフォークリフトを使って天候に左右されずにスピーディな荷下ろしが可能。
神奈川県川崎市にも積み替え用の保管庫があるため、関東の事業者も安心です。
またPCB廃油専用に150キロリットルの貯蔵タンクも2つ設置。
万が一、漏洩などの事故が起きた際に備えて、床にはエポキシ不浸透膜塗装・施設周辺に側溝を設けて、安全性を高めています。
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処理対象物 | 処理設備 | 処理量(日) |
---|---|---|
廃PCB等及びPCB処理物(廃油) | ロータリーキルン式ガス化焼却炉(SSH施設) | 21.36kl |
ロータリーキルン式ガス化焼却炉(SST施設) | 10.56kl | |
廃PCB等、PCB汚染物及びPCB処理物 ※ドラム缶による投入 |
ロータリーキルン式ガス化焼却炉(SSH施設) | 9.6(うちPCB濃度5,000~100,000mg/Kg:7.2t) |
PCB汚染物(空ドラム缶) | ロータリーキルン式ガス化焼却炉(SSH施設) | 96本 |
PCB汚染物及びPCB処理物 | 固定床炉(SSH施設付属) | 11.2t |
トンネルキルン炉 | 49.1t | |
シャトルキルン炉 | 40t | |
PCB汚染物 | 回転バッチ炉(SST施設付属) | 5.1t |
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廃棄物の種類 | 年度 | 年間処分量(t) |
---|---|---|
低濃度廃PCBなど | 2021年度(2021年4月~2022年3月) | 2674.4 |
2022年度(2022年4月~2023年3月) | 2867.9 | |
2023年度(2023年4月~2024年3月) | 2249.2 | |
低濃度PCB汚染物 | 2021年度(2021年4月~2022年3月) | 16625.1 |
2022年度(2022年4月~2023年3月) | 13521.9 | |
2023年度(2023年4月~2024年3月) | 19865.6 | |
低濃度PCB処理物 | 2021年度(2021年4月~2022年3月) | 0 |
2022年度(2022年4月~2023年3月) | 24.6 | |
2023年度(2023年4月~2024年3月) | 0 |
大型の機器を丸ごと焼却できる大型シャトルキルン炉などがあり、ほとんどすべての低濃度PCB廃棄物を処理可能です。
会社名 | オオノ開發株式会社 |
---|---|
処理工場所在地 | 愛媛県東温市河之内乙855番地 |
本社所在地 | 愛媛県松山市北梅本町甲184番地 |
支社・営業所所在地 |
【見奈良事務所】愛媛県東温市見奈良1241番地1 【東京支店】東京都千代田区丸の内1丁目6番1号 丸の内センタービルディング4F 【名古屋支店】愛知県名古屋市中村区名駅4丁目6番17号 名古屋ビルディング13F 1301 【大阪支店】大阪府大阪市中央区南本町3丁目6番6号 船場エコービル2F 【九州支店】福岡県福岡市博多区店屋町8番17号 いちご博多明治通りビル3F 303 |
URL | https://www.oono-as.jp/ |
1990年以前に製造・輸入されたレントゲン機器などの医療用機械や、院内のエレベーターなどにはPCBが使用もしくは付着している可能性があります。クレハ環境はこれらを適切に処理できるおすすめ企業のひとつ。
全国からPCB廃棄物を受け入れているだけでなく、医療系廃棄物の処理にも対応しています。専用の回収容器を用いて保冷車両で移送し、冷蔵保管施設も持っています。
社内に技術開発部門を持ち、最先端の環境保全技術開発を目指しているクレハ環境では、処理の難しい廃棄物を広く受け入れ、適切・安全に処理しています。
難処理廃棄物の状態に応じて容器を養生したり、冷蔵保管したりと、各種法令に則って管理・処分し、完了報告まで確実に行なっています。
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処理対象物 | 処理設備 | 処理量(日) |
---|---|---|
廃PCB等(夾雑物等混入なし) | 7号焼却炉 | 21.6kl |
8号焼却炉 | 21.6kl | |
廃PCB等(夾雑物等混入あり) | 7号焼却炉 | 5t |
8号焼却炉 | 5t | |
PCB汚染物及びPCB処理物 | 7号焼却炉 | 50t (うちPCB濃度5,000~100,000mg/kg:20t) |
8号焼却炉 | 50t | |
PCB汚染物及びPCB処理物 | 固定床炉 | 40t |
公式サイトに記載なし
下記のうち、汚泥・紙くず・木くず・繊維くず・廃プラスチック類などの低濃度PCB含有汚染物においては、多くの企業が対応可能な5,000mg/kgを超える100,000mg/kgまでの濃度であっても廃棄が可能です。
会社名 | 株式会社クレハ環境 |
---|---|
処理工場所在地 | 福島県いわき市錦町落合136番1号 |
本社所在地 | 福島県いわき市錦町四反田30番地 |
支社・営業所所在地 |
【仙台営業所】宮城県仙台市泉区泉中央2丁目16番12号 SS泉ビル4階 【茨城営業所】茨城県神栖市溝口1658番3号 根本ビル2階 【東京営業所】東京都大田区大森北1丁目23番1号 NETビル3階 【かながわ営業所・川崎物流センター】神奈川県川崎市川崎区千鳥町6番1号 【名古屋出張所】三重県桑名市寿町3番72号 太平洋桑名ビル603 【大阪出張所】大阪府大阪市北区堂島浜2丁目2番28号 堂島アクシスビル5階 |
URL | https://www.kurekan.co.jp/ |
廃棄物処理・リサイクル事業に長年取り組んできた富山環境整備は、蓄積してきた経験やノウハウを活かし、環境負荷の少ない資源循環システムの形成や新しいリサイクル技術の開発に注力しています。
企業や大学とパートナーシップを結んで連携し、環境負荷の低減と資源の再活用に向けたリサイクル体制の構築を目指しています。
富山環境整備では、全国から低濃度PCB汚染物や処理物、廃PCBの処理を受け入れています。1日最大52.8tと国内トップクラスの処理能力があるロータリーキルン炉を保有。
2013年の低濃度PCB廃棄物無害化処理大臣認定取得以降、2021年3月までの時点で、累計10,400tの低濃度PCB廃棄物を処理した実績を持っています。
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処理対象物 | 処理設備 | 処理量(日) |
---|---|---|
廃PCB等 | ロータリーキルン式焼却炉 | 14.4kl |
PCB汚染物 | ロータリーキルン式焼却炉 | 52.8t (うちPCB濃度5,000~100,000mg/kg:18t) |
固定床炉 | 45.84t | |
PCB処理物 | ロータリーキルン式焼却炉 | 52.8t |
固定床炉 | 45.84t ※1号炉:21.84t・2号炉:24t |
2013年の低濃度PCB廃棄物無害化処理大臣認定取得以降、2021年3月までの時点で、累計10,400tを処理
会社名 | 株式会社富山環境整備 |
---|---|
処理工場所在地 | 富山県富山市婦中町吉谷3-3 |
本社所在地 | 富山県富山市婦中町吉谷3-3 |
支社・営業所所在地 |
【吉谷事業所】富山県富山市婦中町吉谷3-3 【エコタウン事業所】富山県富山市松浦町8-10 【富山支店】富山県富山市金屋3783-8 【金沢営業所】石川県金沢市木越町ホ-68 【東京支店】東京都品川区南大井5-22-12 【下吉川事業所】富山県富山市婦中町下吉川517 【池多事業所】富山県富山市池多1831-1 【不二越東富山事業所】富山県富山市米田10 |
URL | https://www.tks-co.jp/ |
PCB汚染物質の処理に関して、低濃度であれば認定業者に廃棄をお願いすることができます。
ここでは、低濃度PCB汚染物質を廃棄するときの業者の選び方を紹介していきます。どこに頼んでも一緒ではないかと思っている方は、ぜひ下記のポイントを抑えて業者探しをしてみてください。
処理能力が大きい業者であれば、今まで相当な実績を積んできていると予想できます。
実績がある業者なら手間となる申請のサポートを期待できるだけでなく、廃棄物に合わせて適切な処理が可能です。
さらに、運搬から処分に至るまでの作業を一貫して行ってくれる業者なら、スムーズに処分ができ、かつマージンが不要な分コストを削減できる可能性があります。
見積もり費用で選ぶなら、安さだけで選ぶのは危険です。
見積もり費用が安すぎる業者は依頼数をこなさないと利益が出ないため、自社の処理能力を超えて依頼を受けてしまっている可能性があります。
そのため、収集待ち状態の企業がたくさんいる場合、安さだけで選んでしまうと処分までに時間がかかってしまう危険性があるでしょう。
低濃度PCBの汚染物質は、運搬不可の機器以外は処理場まで運んで処分する必要があります。
長距離の運搬ほどコストがかさむため、処理場が近い業者へ依頼しましょう。
地域に認定業者がなくても大規模な業者なら、遠方にあっても各地の運搬業者と連携しコストを抑えてくれるなど負担を減らしてくれる可能性があります。
遠方でもまずは見積もりを依頼してみてください。
低濃度PCB廃棄物を処理してくれる認定施設38社を紹介していきます。
上記で紹介している業者選びのポイントを参考に、コスト・処理期間の両方の側面からどの業者に依頼するか検討してみてください。地域に認定業者がない場合は、下記の業者の中から依頼できそうなところに相談してみましょう。
オオノ開發は、かなり大規模の処理能力を有する企業です。廃棄物から低濃度PCB廃棄物、汚染土壌に至るまで幅広い品目を収集・処分してくれます。PCB廃棄物の分析方法や処分方法、設備の特徴について詳しく紹介しています。
クレハ環境は全国5カ所に事業所があり、対応エリアが広い企業です。処理前と処理後に安全確認を行ってくれるため、処理時にミスが生じる心配がほとんどありません。ここでは、クレハ環境のPCB処置設備や分析の特徴をまとめています。
エコシステム秋田は、全国展開しているDOWAエコシステムのグループ会社です。焼却炉が大きくて、取り扱い品目が多種多様だという特徴があります。ここでは、エコシステムグループの事業内容やエコシステム秋田のPCB廃棄物の処理法を紹介しています。
エコシステム千葉は、ドラム缶ごと焼却できる処理施設を持っていたり、汚染濃度の分析に力を入れていたりと、信頼して低濃度PCB廃棄物の処理を任せられる企業です。ここでは、処理方法やリサイクル方法といった特徴をまとめています。
光和精鉱は、環境に配慮した処分法を採用している企業です。処理後に環境問題などのトラブルが起こる心配がほとんどありません。ここでは、光和精鉱が取り組んでいる塩化揮発法を使った、低濃度PCB廃棄物の処理について紹介しています。
エコシステム山陽は、3系列の焼却設備を持つ大きな処理場を有しています。排ガスや排出水の対策を講じていて、大規模な処理場ながらエコ活動に余念がありません。ここでは、エコ活動に力を注いでいるエコシステム山陽のPCB処理を詳しく紹介しています。
J&T環境は、協力会社と連携したシステムにより、高濃度から低濃度のPCB廃棄物の処理を行っています。また、微量のPCB廃棄物についても、グループ内の処理場で焼却処理が可能です。ここでは、PCB廃棄物のことなら何でも相談できるJ&T環境について紹介しています。
神戸環境クリエートは、大型機器以外の低濃度PCB廃棄物の運搬・処理を行う会社です。処理場は24時間フル稼働しているので、スピーディーな対応が可能となっています。ここでは、大型機器以外の処理をお願いできる神戸環境クリエートについて紹介しています。
富士環境整備は、自社内で収集から最終処分まで完結している処理能力が高い企業です。さまざまな廃棄物を受け付けていて、分類することなく処理をお願いできるのが魅力だといえます。ここでは、富士環境整備が処理能力が高いワケを徹底解剖しています。
富士クリーンは大きな最終処分場を持つ、最終処理の埋立まで任せられる体制が整っている会社です。ここでは、富士クリーンが持つ、中間処理施設と最終処分場の設備について紹介しています。どちらも新しい設備が揃っていて、安全に処理してもらえます。
ジオレ・ジャパンは、微量PCB汚染絶縁油と、低濃度PCB含有廃油の液状のPCB廃棄物の処理を行っている企業です。ここでは、液状のPCB廃棄物の処理と同時に、土壌汚染の問題を解決したい方は必読の情報をまとめて紹介しています。
三光は、塗装膜に入っているPCB処理まで依頼できる業者です。過去に塗装を施した鉄塔や電波塔などは、絶縁性の高さからPCBを塗料や塗料膜に使っている可能性があります。ここでは、さまざまな低濃度PCB廃棄物について相談できる三光のサービスを紹介しています。
杉田建材は、低濃度PCB廃棄物の中間処理施設と、最終処分場を持つ企業です。ここでは、廃棄物収集から最終処理まで行っている杉田建材の魅力と処理能力、PCBの分析方法や企業の情報について惜しみなく解説しています。
北電テクノサービスは、北陸電力の関連会社になります。北陸電力の県内のPCBに汚染された変圧器を移動式洗浄装置による洗浄で無害化処理をしています。
低濃度・微量PCBの無害化処理認定施設に指定されている北電テクノサービスのPCB処理についてまとめているページです。
群馬県太田市にある群桐エコロは、低濃度PCB処理を行える大規模な施設「群馬ハイブリッドクリーンセンター」を有しています。低濃度PCB廃棄物の収集運搬から処理までグループで行うことで処理コストを抑えることが可能になります。
石川県金沢市にある環境開発は、低濃度PCBの収集運搬から無害化処理までをトータルで行っています。現物の確認、サンプル評価から最終処分まで廃棄物の管理を徹底しています。
北海道苫小牧市にあるJX金属苫小牧ケミカルは、ダイオキシンを発生させない低濃度PCB廃棄物の処理を行います。北海道で低濃度PCB処理の唯一(当サイト調べ、2021年3月時点)の認定業者になります。
大阪府堺市にあるDINS関西は低濃度PCBを厳重に管理し850℃以上の温度で焼却する認定処理施設です。大栄環境グループに属し、低濃度PCBの処理をトータルで行います。低濃度PCBを安心して処理を依頼できる関西の業者と言えるでしょう。
秋田県潟上市にあるユナイテッド計画は、低濃度PCB廃棄物の処理を収集運搬から最終処分までトータルで行っています。適切なPCB廃棄物の管理と処理を行う東北地方で信頼できる業者ということができるでしょう。
福岡県大牟田市にある三池精練は、低濃度PCBの処理に、亜鉛半溶鉱炉(MF炉)を使用し1400℃の高熱で焼却処理をしています。低濃度PCB処理能力は年間1万トンを誇ります(※)。焼却後に残る亜鉛と鉛は再資源化を試み、リサイクルに力を入れています。
※参照元:道路構造物ジャーナルNET
赤城鉱油は、低濃度PCB廃棄物の処理が可能なロータリーキルトン炉と固定床炉を持つ企業です。
また焼却では群馬県初の環境ISO 14001を認定取得しています(平成12年9月取得、公式サイトより)。ここでは、赤城鉱油のPCB処理に対する取り組みや企業の情報を解説しています。
太洋サービスは、環境省認定の高効率熱回収施設を利用したサーマルリサイクルを実現させた企業です。
また東海地域では初めて低濃度PCB処理の認定を受けています(公式サイトより)。ここでは、太洋サービスのPCB処理に対する取り組みや企業の情報を解説しています。
東京鐵鋼は、鉄鋼事業と環境リサイクル事業を行っている企業です。
環境リサイクル事業の一環として低濃度PCB処理を受けています。ここでは、東京鐵鋼のPCB処理に対する取り組みや企業の情報を解説しています。
低濃度・微量PCBの無害化処理認定施設に指定されているんでんエンジニアリングのPCB処理についてまとめているページです。
かんでんエンジニアリングの低濃度PCB処理について詳しく見る
神鋼環境ソリューションは、2015年に低濃度PCB処理の認定を取得した環境プラントメーカー企業です。多種多様なPCB廃棄物の処理にも対応しています。ここでは、神鋼環境ソリューションのPCB処理に対する取り組みや企業の情報を解説しています。
ゼロジャパンは、SMCC分解・洗浄法という特殊な技術で安全にPCB処理を行える企業です。ここでは、ゼロジャパンのPCB処理に対する取り組みや企業の情報を解説しています。
中国電機製造は、中国電力の子会社として設立した変圧器などの電気機器製造会社企業です。PCB処理を行う際は、オンサイト式加熱強制循環洗浄法という方法で、変圧器や遮断器を解体せずに無害化できます。ここでは、中国電機製造のPCB処理に対する取り組みや企業の情報を解説しています。
日本シーガテックは、土地浄化に関する業務を中心に行っている企業です。RPH法という処理方法で安全にPCB処理を行います。ここでは、日本シーガテックのPCB処理に対する取り組みや企業の情報を解説しています。
九電産業は、九州電力のグループ会社で、主に大形変圧器などの低濃度PCBの無害化処理を実施している会社です。
ここでは、北海道電力ネットワークが取り組んでいるオンサイト式加熱強制循環洗浄法を使った、低濃度PCB廃棄物の処理について紹介しています。
北海道電力ネットワークは、北海道電力のグループ会社で、独自の施設である「ほくでんネットワーク苫小牧リサイクルセンター」でPCB処理を実施している会社です。
ここでは、北海道電力ネットワークが取り組んでいる加熱強制循環洗浄法を使った、低濃度PCB廃棄物の処理について紹介しています。
電力テクノシステムズでは加熱強制循環洗浄法を用いたPSB廃棄物のオンサイト処理を行っています。対象機器は中大型の変圧器等となっており、設置場所での無害化処理が可能。加熱強制循環洗浄法では対象機器を加熱して絶縁油の粘度を低下させ、絶縁油を強制循環することで洗浄します。
エコシステム小坂はDOWAグループの会社であり、2006年に小坂製錬株式会社から分社化しました。
PCB処理では流動床式焼却炉を用い、廃プラスチック類や紙くず・木くず・繊維くずなどのPCB汚染物を焼却にて処分。処理時に発生した廃熱や重金属などは隣接する小坂製錬へ供給し、リサイクルを行っているのも特徴です。
東京パワーテクノロジーではPCB廃棄物の分析や収集運搬、洗浄処理までワンストップサービスを行っています。無害化処理は川崎リサイクルセンターで行われ、精密再生洗浄法にて資源循環を目指した処理を実施。PCB分析ではPCB含有機器はもちろん塗膜中のPCB含有分析にも対応しています。
東芝環境ソリューションでは移動や搬出が困難な大型変圧器等を対象としたPCB無害化処理を行っています。処理は設置場所で行い、化学的脱塩素化分解・洗浄法(CDP洗浄法)を用いた分解洗浄を実施。また、東芝環境ソリューションでは分析センターも設けており、トランスやコンデンサなどの絶縁油中の微量PCB分析にも対応しています。
日本海環境サービスではPCB含有塗膜の分析やPCB廃棄物の収集運搬、無害化処理などを行っています。富山県富山市にある絶縁油リサイクルセンターでは低濃度PCBを含む絶縁油の無害化処理を行っており、金属ナトリウム分散法(SD法)を用いています。
なお日本海環境サービスではトランスの余寿命診断なども行っているため、トランスの内部異常や劣化度などの診断も依頼できます。
福島県須賀川市に本社を置いており、環境測定や分析などの事業を行っています。
PCB廃棄物処理では気化溶剤循環洗浄法によるPCB廃棄物無害化処理を実施。抜油済みのトランス・コンデンサーなどが対象です。洗浄処理施設を3基所有しており、2日間で最大24台分の処理が可能です。
日本製紙勿来クリーンセンター株式会社は福岡県いわき市において、インクジェット用紙の製造やジオスチーム方式による低濃度PCB処理といった事業を行っています。収集運搬にも対応しており1日48tの汚染物を処理可能です。
日本製紙勿来クリーンセンター株式会社の低濃度PCB処理について詳しく見る
大栄環境グループの会社で、低濃度PCB廃棄物の収集運搬から最終処分まで対応しています。処理方法は溶融焼却(ジオメルト法)を採用しており、ジュール熱によって無害化が可能。グループ会社による分析も行っています。
PCB廃棄物の収集運搬にも基準が定められているため、処理を依頼した業者が収集運搬に対応していない場合は基準を満たした業者を別途探さなければいけません。収集運搬から処理までワンストップで行なえる業者なら、余計な手間やコストをかけずにPCB廃棄物の処理を依頼できます。近隣に認可業者がない場合でも、全国対応の業者であれば遠方からの受け入れが可能です。
収集運搬に対応している業者をまとめているため、業者を選ぶ際の参考にしてください。
年度 | 微量PCB絶縁油(t) | 廃電気機器類(トランス・コンデンサ等)(台) | 小型コンデンサ(20kg以下) (t) | その他PCB汚染物(t/ドラム缶(本)) | PCB処理物(t) |
---|---|---|---|---|---|
令和3年度 | 11,170 | 93,348 | 0 | 28,813/43,579 | 655 |
これまでの合計処理数 | 168,394 | 578,663 | 6 | 143,752/214,147 | 2,899 |
参照元:環境省「廃棄物処理法に基づく無害化処理認定施設」(2022年10月18日時点の掲載)(https://www.env.go.jp/recycle/poly/facilities.html)
年度 | 廃電気機器類(トランス・コンデンサ等) | その他PCB汚染物(ドラム缶を含む) | 廃PCB等 |
---|---|---|---|
令和3年度 | 100,048台 | 10,056個 | 4,428t |
参照元:環境省「廃棄物処理法に基づく無害化処理認定施設」(2022年10月18日時点の掲載)(https://www.env.go.jp/recycle/poly/facilities.html)
なんとなく近隣の産廃業者を選びがちですが、期限や予算組みを考えると、短期間で確実に処理を完了させられる可能性の高い事業者への依頼がおすすめです。
その指標として、処理能力の高い業者(グループ単位)上位3社(※1)をピックアップしました。低濃度PCB処理における「ビッグスリー企業」への依頼を視野に入れ、スムーズにPCBの廃棄を完了させてしまいましょう。
※1 2021年3月時点、当サイト調べによる。PCB廃油・処理物の1日あたり処理量が最も多い企業およびグループ
※2 2021年3月時点、当サイト調べによる。処理場ひと施設あたりのPCB廃油・処理物の1日あたり処理能力が最も高い