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電力テクノシステムズは神奈川県に本社を置く総合エンジニアリング会社です。電力やエネルギー、環境・化学、材料に関わる研究や試験などを行っており、低濃度PCB処理にも対応しています。
PCB処理ではオンサイト処理および加熱強制循環洗浄法を実施しているため、対象機器を解体せずに洗浄処理することが可能です。
処分方法 | 洗浄(加熱強制循環洗浄法) |
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処理能力: 廃油及び低濃度PCB処理物(液状) 単位:キロリットル/日orトン |
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処理能力: 汚染物 及び低濃度PCB処理物(固形) 単位:トン/日 |
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処理能力: 1基あたり抜油済み変圧器 単位:台/日 |
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受け入れ可能時間 | 電話受付 平日8:40~17:20 |
実績に関する表記 | 2019年度処理台数59台(一部2018年度分を含む)(※) |
収集運搬可否 | × |
収集運搬対応地域 | - |
オンライン 相談可否 |
× |
※参照元:電力テクノシステムズ
電力テクノシステムズではPCBバイオセンサーキットを販売しています。
PCBバイオセンサーキットは一般財団法人電力中央研究所が開発したPCB迅速判定法であり、環境省の「絶縁油中の微量PCBに関する簡易測定法マニュアル」に採用されている技術です。1検体あたり最短2.5時間での測定が可能なうえ、省スペースかつ低コストで判定を行えるのが特徴です。
電力テクノシステムズでは中・大型以上の変圧器を対象にオンサイト処理を行っています。移動型の処理装置を保管場所に搬入し、保管場所での洗浄を行うことで微量PCB汚染変圧器の無害化処理が可能です。
なお、処理には加熱強制循環洗浄法が用いられており、部材別に解体せずに洗浄できます。
電力テクノシステムズがPCB処理に用いる技術「加熱強制循環洗浄法」は、一般財団法人電力中央研究所など共同で研究・開発が行われました。
処理では、まずPCB処理を行いたい機器を加熱して40℃以上をキープさせ、絶縁油の粘度を低下。粘度が低下した絶縁油が強制的に循環されることで、機器内部の汚染油を洗浄できます。
なお、加熱強制循環洗浄法方式は2017年2月13日に環境省から認定を受けています。
問い合わせは電話あるいは問い合わせフォームから行えます。
電力テクノシステムズではオンサイト式加熱強制循環洗浄法によるPCB廃棄物の処理を行っており、機器を解体せずに洗浄します。電力テクノシステムズは無害化処理実施場所まで搬出した対象物の接続・気密点検・注油・洗浄・抜油を行い、搬出準備(部分解体)まで対応してくれます。
なお、公式サイトには処理委託の流れに関する記載がありませんでした。
株式会社電力テクノシステムズは平成15年に株式会社電力テックと株式会社テクノ・サービスの合併によって生まれた会社です。
総合エンジニアリング会社として電力技術を支え、主に一般財団法人電力中央研究所への技術支援事業を行っています。さらに一般財団法人電力中央研究所が開発した技術を発展させるため、低濃度PCB処理や計測装置の開発、装置や設備の設計・製作・施工や保守管理なども実施。PCB処理ではPCBバイオセンサーキットの販売も行っています。
会社名 | 株式会社電力テクノシステムズ |
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本社所在地 | 神奈川県川崎市麻生区万福寺1-1-1 新百合ヶ丘シティビルディング2階 |
無害化処理認定 | 大臣認定番号 平成29年第1号 |
主な事業内容 | 一般財団法人電力中央研究所への技術支援、PCB無害化処理事業装置 設備の設計・製作・施工や保守管理、化学・材料分析、計測装置の開発 |
なんとなく近隣の産廃業者を選びがちですが、期限や予算組みを考えると、短期間で確実に処理を完了させられる可能性の高い事業者への依頼がおすすめです。
その指標として、処理能力の高い業者(グループ単位)上位3社(※1)をピックアップしました。低濃度PCB処理における「ビッグスリー企業」への依頼を視野に入れ、スムーズにPCBの廃棄を完了させてしまいましょう。
※1 2021年3月時点、当サイト調べによる。PCB廃油・処理物の1日あたり処理量が最も多い企業およびグループ
※2 2021年3月時点、当サイト調べによる。処理場ひと施設あたりのPCB廃油・処理物の1日あたり処理能力が最も高い