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日本製紙勿来クリーンセンター株式会社は福岡県いわき市において、昭和44年から処理施設(勿来工場)として稼働しており、2022年3月からPCBの無害化処理の認定申請を受けてPCB処理も行っています。このページでは、日本製紙勿来クリーンセンター株式会社の低濃度PCB処理や施設の特徴などを解説していますので参考にしてください。
処分方法 | 還元熱化学分解方式(ジオスチーム法) |
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処理能力: 廃油 及び低濃度PCB処理物(液状) 単位:キロリットル/日orトン |
- |
処理能力: 汚染物 及び低濃度PCB処理物(固形) 単位:トン/日 |
1セット当たり2.0t/時間、48t/日(24時間)|施設全体6.0t/時間、144t/日 |
処理能力: 1基あたり抜油済み変圧器 単位:台/日 |
- |
受け入れ可能時間 | - |
実績に関する表記 | - |
収集運搬可否 | ○ |
収集運搬対応地域 | - |
オンライン 相談可否 |
- |
※参照元:環境省 報道発表資料「低濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物の無害化処理に係る大臣認定について(日本製紙勿来クリーンセンター株式会社)」https://www.env.go.jp/press/press_01144.html
公式HPで確認できませんでした。
日本製紙勿来クリーンセンター株式会社では24時間体制でPCB処理が行われており、1セット当たり1時間につき2t、1日につき48tまでPCB汚染物の分解処理を行うことが可能です。分解処理対象となるPCB汚染物は、汚泥や紙くず、木くず、そして繊維くずなどとなっており、それぞれにPCBが塗布されたり染みこんだりしているもの(10万mg以下/kg)となっています。
日本製紙勿来クリーンセンター株式会社におけるPCB処理の方法には「還元熱化学分解方式(ジオスチーム法)」が採用されていることも特徴です。
ジオスチーム方式では、汚染物を間接熱脱着プロセスを通じて加熱し、水分と合わせて汚染物を揮発・分離して浄化処理を行います。
日本製紙勿来クリーンセンター株式会社の公式HPでは処理委託について詳細が紹介されていません。ただし日本製グループホーム公式HPで「お問い合わせフォーム」が用意されているため、そちらからお問い合わせください。
日本製紙勿来クリーンセンター株式会社は「勿来工場」として昭和44年に設立され、ノーカーボン紙の生産などを専門的に行ってきました。現在は日本製紙勿来クリーンセンター株式会社として日本製紙グループの一員になっており、2022年からジオスチーム方式を活用した低濃度PCB処理施設としても運営を稼働されています。
会社名 | 日本製紙勿来クリーンセンター株式会社 |
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本社所在地 | 福島県いわき市勿来町窪田十条1 |
無害化処理認定 | 大臣認定番号 令和5年第1号 |
主な事業内容 | PCB処理、インクジェット用紙の生産など |
なんとなく近隣の産廃業者を選びがちですが、期限や予算組みを考えると、短期間で確実に処理を完了させられる可能性の高い事業者への依頼がおすすめです。
その指標として、処理能力の高い業者(グループ単位)上位3社(※1)をピックアップしました。低濃度PCB処理における「ビッグスリー企業」への依頼を視野に入れ、スムーズにPCBの廃棄を完了させてしまいましょう。
※1 2021年3月時点、当サイト調べによる。PCB廃油・処理物の1日あたり処理量が最も多い企業およびグループ
※2 2021年3月時点、当サイト調べによる。処理場ひと施設あたりのPCB廃油・処理物の1日あたり処理能力が最も高い