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北海道電力ネットワークは令和2年(2020年)10月に低濃度PCB処理の認定を取得した北海道電力の子会社です。主に一般送配電事業、離島における発電事業などの業務を行っています。
PCB処理業務については、「ほくでんネットワーク苫小牧リサイクルセンター」にて、加熱強制循環洗浄法を用いて実施しています。
「ほくでんネットワーク苫小牧リサイクルセンター」は、2017年8月に稼働を開始した施設で、2017年3月に北海道電力として環境大臣から無害化処理事業者としての認定を受けました。そのため、北海道電力ネットワークとして無害化処理事業者としての認定を受けたのは2020年ですが、実質的には2017年から5年間、PCB処理施設として稼働してきたことになります。
処分方法 | 分解・洗浄(加熱強制循環洗浄法) |
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処理能力: 廃油 及び低濃度PCB処理物(液状) 単位:キロリットル/日orトン |
- |
処理能力: 汚染物 及び低濃度PCB処理物(固形) 単位:トン/日 |
- |
処理能力: 1基あたり抜油済み変圧器 単位:台/日 |
1.5台/日(1000リットル未満、4日で6台) 0.6台/日(1000リットル以上、5日で3台) |
受け入れ可能時間 | 記載なし |
実績に関する表記 | 記載なし |
収集運搬可否 | × |
収集運搬対応地域 | - |
オンライン 相談可否 |
× |
北海道電力ネットワークのPCBおよび廃棄物の分析に関する情報はありませんでした。
北海道電力ネットワークでは加熱強制循環洗浄法を採用しています。加熱強制循環洗浄法は保管している場所から搬出が困難な大型電気機器などを対象にしており、保管場所の近くに洗浄装置を運び入れ、現地で洗浄処理を実施します。
機器を解体することなく、内部部材に付着した PCB を洗浄でき、焼却施設の受入基準より大きい機器を処理できるメリットがあります。
北海道電力ネットワークは、北海道電力の子会社であるため、北海道電力より委託された低濃度PCB汚染廃電気機器等の無害化処理を行います。
「ほくでんネットワーク苫小牧リサイクルセンター」が処理施設となっており、北海道電力ネットワークが保有する低濃度PCBが検出された電気機器を周辺環境へ影響を及ぼすことなく、安全に処理します。
2017年から無害化処理事業を行っており、累計で69台の廃低濃度PCB機器(変圧器、電圧調整器、リアクトル)を処理した実績があります。(2021年4月末時点)
北海道電力ネットワークは平成31年(2019年)4月に設立した会社です。発電、小売電気事業を担う親会社「北海道電力株式会社」のもとで、主に送配電事業を行っています。
令和2年(2020年)に低濃度PCB処理の認定を取得しており、北海道電力より委託を受けたPCB廃棄物の無害化処理に取り組んでいます。
会社名 | 北海道電力ネットワーク株式会社 |
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本社所在地 | 北海道札幌市中央区大通東1-2 |
支社・営業所 | 記載なし |
無害化処理認定 | 大臣認定番号 令和2年第8号 |
主な事業内容 | 一般送配電事業 離島における発電事業 |
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※1 2021年3月時点、当サイト調べによる。PCB廃油・処理物の1日あたり処理量が最も多い企業およびグループ
※2 2021年3月時点、当サイト調べによる。処理場ひと施設あたりのPCB廃油・処理物の1日あたり処理能力が最も高い