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ゼロジャパンは2018年11月に低濃度PCB処理の認定を取得した廃棄物処理業者です。
低濃度PCBを処理する際は、SMCC分解・洗浄法を用いて処理します。
SMCC分解・洗浄法は常温・常圧下の処理のため、火災リスクや古い機器から漏洩リスクがほとんどなく安全に処理できます。
さらに無害化後の絶縁油および構成部材は有価物として売却できるため、PCB廃棄物がほぼゼロでコストも抑制できます。
処分方法 | 分解・洗浄(金属ナトリウム添着セラミックス分解・洗浄法) |
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処理能力: 廃油 及び低濃度PCB処理物(液状) 単位:キロリットル/日orトン |
- |
処理能力: 汚染物 及び低濃度PCB処理物(固形) 単位:トン/日 |
- |
処理能力: 1基あたり抜油済み変圧器 単位:台/日 |
0.33台/日(3日で1台、微量PCBが付着した変圧器・タンク) |
受け入れ可能時間 | 記載なし |
実績に関する表記 | 記載なし |
収集運搬可否 | × |
収集運搬対応地域 | - |
オンライン 相談可否 |
× |
ゼロジャパンのPCBおよび廃棄物の分析に関する情報はありませんでした。
ゼロジャパンではSMCC分解・洗浄法を用いてPCB処理を行います。
SMCC分解・洗浄法は、充填されている絶縁油を現地で無害化し、常温・常圧下で低濃度PCB汚染機器をすべて無害化する洗浄技術です。
現地処理の流れは以下の通りです。
ゼロジャパンのPCB処分では、SMCC分解・洗浄法を用いた処理方法が特徴です。
搬出が困難なPCB汚染大型機器に対しても、洗浄処理装置を持ち込むことで、現地にて安全に無害化処理します。
ゼロジャパンは、真空技術の世界的リーディングサプライヤである独ALD Vacuum Technologies社と貴金属精錬技術で循環産業を推進してきた松田産業株式会社の合弁会社として、1998年(平成10年)に設立しました。
両社の技術を融合し、全く新しい環境貢献技術を生み出すことを目的にしています。
「液状PCB廃棄物分解技術」及び「固形状PCB廃棄物洗浄技術」の認定評価を受けた「SMCC分解・洗浄法」は、低濃度PCB向け処理技術として着々と実績を積み上げています。
また、2018年(平成30年)に低濃度PCB処理の認定を取得しており、PCB処理業務にも力を入れている会社です。
会社名 | ゼロ・ジャパン株式会社 |
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本社所在地 | 東京都新宿区西新宿一丁目26番2号 |
支社・営業所 | 東京 |
無害化処理認定 | 大臣認定番号 平成30年第16号 |
主な事業内容 | 産業廃棄物・産業廃棄物(特別管理含む)の収集運搬および処理 低濃度PCB無害化処理 高濃度・低濃度PCB収集運搬 |
なんとなく近隣の産廃業者を選びがちですが、期限や予算組みを考えると、短期間で確実に処理を完了させられる可能性の高い事業者への依頼がおすすめです。
その指標として、処理能力の高い業者(グループ単位)上位3社(※1)をピックアップしました。低濃度PCB処理における「ビッグスリー企業」への依頼を視野に入れ、スムーズにPCBの廃棄を完了させてしまいましょう。
※1 2021年3月時点、当サイト調べによる。PCB廃油・処理物の1日あたり処理量が最も多い企業およびグループ
※2 2021年3月時点、当サイト調べによる。処理場ひと施設あたりのPCB廃油・処理物の1日あたり処理能力が最も高い