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PCB処理ニュースまとめ

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このページでは、PCBに関するこれまでのニュースやトピックス、新情報について項目ごとに分かりやすく紹介していますので、PCB汚染物やPCB廃棄物の適正な処理などについて理解を深めるための参考としてご活用ください。

「令和6年度PCB廃棄物の適正な処理促進に関する説明会」が開催

PCBに関して最新の情報や適切な知識などを提供する説明会として、経済産業省と環境省の主催により「令和6年度PCB廃棄物の適正な処理促進に関する説明会」が令和6年11月22日から令和7年1月17日までの期間において、全国5カ所での現地開催(各地1回ずつ)および計3回のオンライン開催で実施されました。

現地説明会の会場となったのは福岡県、静岡県、宮城県、大阪府、そして東京都の5つの地域であり、各説明会場へ行けない人に対してはビデオ会議システム「Microsoft Teams」を利用したオンライン説明会によって情報提供が行われています。

情報参照元:PCB廃棄物の適正な処理促進に関する説明会運営事務局

西日本で発見されたPCB廃棄物を室蘭の施設で年内に処理予定

2025年1月4日、日本政府は北九州市など西日本エリアで新しく発見されたPCB廃棄物について、北海道の室蘭市にある処理施設へ今年の6月から7月頃に搬入し、年内の処理完了を予定しているという見通しを発表しました。

なお、室蘭市の処理施設は2026年3月までに事業終了となることが予定されており、環境省は事業の終了時期に影響しないよう速やかに処理を実施するという方針を発表しています。

情報参照元:NHK「室蘭の施設 PCB廃棄物6月から搬入 年内に処理終了の予定」

沖縄県の在日米軍基地でPCB廃棄物が発見される

沖縄県の名護市と国頭郡宜野座村へまたがるように存在している在日米軍基地「キャンプシュワブ」において、2024年4月16日、新たにPCB廃棄物が発見されたと防衛省が発表しました。

これらはキャンプシュワブの建物に使用されていた蛍光灯の安定器(約280kg)であり、名護市辺野古にある建物の解体工事の過程で業者によって発見、報告されたものです。なお、PCB濃度など詳細が判明して環境省が処理方法を決めるまで当該廃棄物は基地内に保管されることとなりました。

なお、この他にもアメリカ軍キャンプ瑞慶覧の住宅解体工事においてPCB含有の可能性のある安定器が発見されています。

情報参照元:NHK「米軍キャンプシュワブで有害物質のPCBを含む廃棄物見つかる」

関西電力送配電がPCBの処理を20年間放置していたことを謝罪

関西電力送配電は2024年10月1日、電柱の変圧器として使用されていたPCB含有物について、適切な処理を完了することなくおよそ20年にわたって放置していたと発表し、また国に対して虚偽の報告を行っていたことについて白銀隆之社長が会見で謝罪しました。

問題となったPCB含有物は2018年の台風被害によって同社で認識されていたものの、当時の部門長によって隠蔽指示が出されたことを理由に放置されていたようです。

情報参照元:毎日新聞「関西電力送配電、PCB処理20年放置 国に虚偽報告、幹部が指示」

北陸電力送配電がPCB廃棄物を産業廃棄物として誤処理した可能性

2024年5月10日、北陸電力送配電が富山県富山市の変電所において発生した廃棄物について、PCBを含んでいる可能性があったにもかかわらず、一般の産業廃棄物として誤って処理していた事実を発表しました。

対象の廃棄物は、富山市の長棟川第一変電所の定期点検において、変電設備に付着していたPCB含有の恐れのある油の拭き取りに使用された布であり、北陸電力送配電と点検業務を受託した業者の情報確認のミスによって処分方法が共有されていなかったとのことです。

情報参照元:NHK「北電送配電 PCB含む可能性ある廃棄物を産廃として誤処理」

室蘭の処理施設で地震によるPCB漏えいを想定した訓練を実施

2024年9月18日、北海道の室蘭市にあるPCB処理施設において、地震による影響でPCBが漏えいした事態を想定した訓練が実施されました。

この訓練は同市でPCB処理施設を運営する国の特殊会社が毎年実施しているものであり、今回については施設職員や消防士など約170人が参加しています。なお、この訓練は災害発生状況や想定負傷者の数などを参加者に事前告知しない「ブラインド方式」で実施されました。

情報参照元:NHK「地震による漏えいを想定 室蘭のPCB処理施設で訓練」

北九州市のPCB廃棄物処理施設が稼働終了

2023年度末である2024年3月31日をもって、北九州市においてPCB廃棄物の処理を行っていた中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)の事業所が稼働を終了しました。

北九州市は深刻な食品公害「カネミ油症」の発生地でもあり、処理事業の受け入れから20年間という長期にわたって継続されてきた事業がついに終了し、市行政や事業所の職員、反対運動を行っていた住民など関係者らは一様に安堵した様子でした。

情報参照元:朝日新聞DIGITAL「「長かった」PCB廃棄物処理に幕 「カネミ油症」発生地の北九州で」

低濃度PCB処理施設の
ビッグスリー

なんとなく近隣の産廃業者を選びがちですが、期限や予算組みを考えると、短期間で確実に処理を完了させられる可能性の高い事業者への依頼がおすすめです。
その指標として、処理能力の高い業者(グループ単位)上位3社(※1)をピックアップしました。低濃度PCB処理における「ビッグスリー企業」への依頼を視野に入れ、スムーズにPCBの廃棄を完了させてしまいましょう。

一氣通貫でおまかせ
オオノ開發
オオノ開發の処理施設

引⽤元:オオノ開發 https://www.ohno-as.jp/frep/

  • 広大な処理場でスピーディな処理が可能
  • プランナーが分析から処理まで一貫提案
収集運搬対応地域

全国
※日本各地に支店あり
(東京、大阪、福岡、愛媛)

処理能力ピカイチ(※2)
クレハ環境
クレハ環境のPCB無害化処理施設・設備

引⽤元:クレハ環境 https://www.kurekan.co.jp/treatment/iwaki.html

  • 濃度10%までのPCB汚染物を処理できる
  • 環境保護に対応した独自技術
収集運搬対応地域

北海道、東北、関東、東海

産廃の大手
エコシステム
エコシステム秋田のPCB無害化処理施設・設備

引⽤元:エコシステム秋田 https://www.dowa-eco.co.jp/EAK/pub

  • 廃棄物処理業大手
  • 秋田から岡山まで全国5か所にPCB処理施設を持つ
収集運搬対応地域

公式サイトに記載無し

※1 2021年3月時点、当サイト調べによる。PCB廃油・処理物の1日あたり処理量が最も多い企業およびグループ
※2 2021年3月時点、当サイト調べによる。処理場ひと施設あたりのPCB廃油・処理物の1日あたり処理能力が最も高い